リヨニカ日記帳vol.8 会いたい気持ち

リヨニカ日記帳vol.8 会いたい気持ち

会いたい人に、「会いたい」とか「遊ぼう」とか、言わずにはいられない。

先月、以前通っていた、データサイエンススクールで知り合った人達と、飲みに行った。
1人は講師として教えてくれた人で、1人はクラスメイトとして一緒に学んでいた人。
私は2人が好きで、今までも、何度か一緒に飲んでいる。
今回は、私がしばらく東京を離れるので、「地元に帰る前に飲みたい!」と言い、会えることになった。

この飲み会で、驚いたことがあった。
講師だった人が「卒業生で、未だに会うの、このメンバーくらいだよ。」と言ったこと。
彼は、連絡もはやいし、いつもお店を予約してくれたりと、フットワークが軽い。
そして、なにより楽しい。
てっきり、色んな卒業生と、交流があるかと思っていたから。

もしかして。
私が「飲みたい!」って言わなかったら、私も疎遠になっていたのかな?
そんな不安がよぎった。

思い返すと、昔、こんなこともあった。

社会人1年目のとき、出張で北見へ行くことになった。
北見には、高校で英語を教えてくれた先生がいる。

出張が決まったので、先生にメールしてみると、すぐに電話がかかってきた。
その日のうちに、出張の日の夜は、先生と飲みに行くことが決まった。
担任だったことはないけど、隣のクラスの担任で、よくお世話になっていた。
理由は覚えてないけど、(多分怒られて?)よく泣かされていた記憶がある。
その先生に、会いたかったから、連絡をしただけのことだった。

その日は、先生と飲んで楽しい時間を過ごし、更に先生の同僚の先生にも会った。
先生は、多分喜んでいて、私も嬉しかった。

私にとっては、当たり前で、特別じゃないことだから、考えたことがなかったこと。
たられば話だけど、もしも私が「会いたい」「飲みたい」「遊びたい」と言っていなかったら、そのまま疎遠になっていたかもしれない人が、たくさん思い浮かんだ。

前職の上司に、当時のことを「何年も前に卒業した、高校の先生に会うなんて、りつよさんの人柄なんだなあ、と思ったよ。」と言われたことがある。
そのときは、よく意味が分からなかったけど、今は少し分かる気持ちになっている。

会いたい気持ちをそのまま、相手に伝えられるのは、自分の好きなところかもしれない。