こんにちは、りつよです!
「30歳からはじめるアンチエイジング」シリーズを書いています。
このシリーズをすすめるにあたって、一度整理しておきたいのは、敵のこと…
そう、つまりエイジング、「老化」です!
何が老化なのか?何で老化なのか?どうして老化するのか?
そのあたりを整理したいと思います。
今回は、日本抗加齢医学会の「アンチエイジング医学の基礎と臨床」という教科書から、学んでいきたいと思います。
加齢のメカニズムは複雑。
まず、分かったのは、加齢のメカニズムは複雑で、諸説あるということ。
まじか~😭
教科書を読めば、答えが載っているのかと思ったけど、まだまだはっきりと分かっているわけではないのね。
でも、現時点でエビデンスがあると認識されていて、認められている説が2つあるらしい。
それは、「カロリーリストリクション仮説」と「酸化ストレス仮説」。
この2つが、今後アンチエイジングを学ぶ上で重要になりそう。
私なりに整理し、まとめてみたいと思います。
カロリーリストリクション仮説
カロリーリストリクションは、日本語にすると「カロリー制限」。
過去に線虫やマウスの実験で、どうやら食べ物がたくさんあるとインスリンシグナルが活性化して老化が促進する、ということが分かってきたらしい。
対して、カロリー制限するとサーチュインという酵素が活性化して、からだの中の長生きにかかわる色々なシステムが増強するという研究結果も登場。
この、長生きにかかわるシステムっていうのは、たとえば抗酸化酵素が増えたり、アポトーシスを抑制したり…など。
「カロリー取り過ぎはからだに悪い」というのは、感覚的に常識レベルの知識として知ってるけど、実際に「カロリーを取りすぎない」ことで、長生きできるという研究があるってことですね。
なるほど~
サーチュイン活性化させたい~~~🤗!!!!
いわゆる「メタボ」は、このカロリーリストリクションの真逆に値します。
つまり、メタボは加齢を促進するプロセス。
うん…感覚的には分かっていたけど、重みが増しました…
カロリー大好き人間には、つらすぎる現実。。。。。
メタボからかけ離れることが大事!!!!!!!!!!!!!!
上記教科書から、欲しかった1文引用します。
食事に十分注意をして適度な運動を継続し、インスリンシグナルを抑え、炎症を抑制することが抗加齢医学実践の基本となる。
日本抗加齢医学会「アンチエイジング医学の基礎と臨床(第3版)」より
はい、先生!
酸化ストレス仮説
酸化ストレス仮説は、「ミトコンドリアで作られる酸化ストレスが、エイジングを促進する」という理論。
臓器の加齢に対して、とっても重要なメカニズムみたい。
実際に、線虫やマウスの実験で酸化ストレスを増やすと寿命が短くなったり、逆にそれを除去する酵素が増えると寿命が長くなったり、といった報告があるとのこと。
と・こ・ろ・が!
酸化ストレスは、たしかに多すぎると細胞障害を起こすけど、細胞内のシグナル調整にも使われていることが分かってきたと。
つまり、少量の酸化ストレスは細胞活動にむしろ必要とのこと。
冒頭に話したとおり、加齢のメカニズムはまだまだ分かっていないことが多い。
酸化ストレスについても同様で、抗酸化はアンチエイジングにいいだろうけど、「細胞にも必要」という結果も出てきているので、抗酸化サプリを取りすぎるのも健康には良くないという考えもあるそうです。
実際に、大量投与で病気になる率があがるというデータもあり、まだまだ確実なことは言えなさそう。
「真実はこうです!」とは言えない、加齢の世界むずかしい~😔
アンチエイジングの基本は、カロリー制限と自然な抗酸化
この2つをまとめると…。
まとめ
- カロリー制限(メタボ予防)がとっても大事
- 抗酸化サプリは、量についてしっかり考える
まずは、カロリー制限(メタボ予防)!
健康的な食事、運動、これらを継続的に行うだけでも、かなり難しいよね…
当たり前のようで、ついないがしろにしちゃいがちだけど、ちゃんと理由があっての「当たり前」なんだな~。
そして、酸化ストレス予防。
これは、今後の研究動向も要チェックすべきところ。
抗酸化サプリも、どのくらいが「大量」でどのくらいが「適量」なのか、量についてしっかり調べて考えていく必要がありますね。