マインドフルネスって何?吐くほど嫌いなレーズンを食べられた不思議な体験をした!

私はレーズンが嫌いです。🍇🍇

よく「好き嫌いは甘え」説を唱える方がいますが、私はレーズンを食べると身体が拒絶反応を示すので、甘えではない!と思っています。
別にアレルギーでもなんでもないけど…
一度レーズン入りのお菓子を頂き、嫌いと言えずに無理して食べたのですが、不味すぎて吐き気と震えを催したので断念した経験があります。
その時から「どんなに偉い人の前でも、レーズンが出されたら断る」勇気を持とうと決心しました。

今日は、別に好き嫌いは甘えじゃないよって話をしたいわけではなく、「こんなの初めて!」な体験をしたので、頑張って皆さんに、この感動を共有したいです!!!!!!!!!!

目次

学会でマインドフルネスのワークショップに参加

先月の土曜日、ある学会に行ってきたの。
その中で、前から興味があったマインドフルネスのワークショップがあったので、前のめりで参加。
マインドフルネスは、私の仕事でも、結構関係のある分野なのです。
これって一般的?皆知ってるもん?
wiki先生によると、

マインドフルネス(英: mindfulness)は、今現在において起こっている経験に注意を向ける心理的な過程であり、瞑想およびその他の訓練を通じて発達させることができる。

マインドフルネスの語義として、「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること」といった説明がなされることもある。

Wikipedia

とのこと。
いまいち分かりにくい…
日本マインドフルネス学会の定義は以下。

今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに、とらわれのない状態で、ただ観ること

日本マインドフルネス学会

こっちの方が分かりやすいね。
つまり、今ここに意識を向けるってことね。

とりあえず、仕事にも関係があるので、一時期「毎晩マインドフルネス呼吸(瞑想)をする」ことに挑戦してたんだけど、1週間で断念(私らしさ)。
むしろ1週間も続いた自分を褒めたたえたい。

続かなかった理由は、①途中で眠くなる、②呼吸に集中できない
②については、どんどん考えごとが浮かんでしまって、結局いつもと一緒?通常モード?あれ、これっていつもの考えごとと一緒では?となってた。
マインドフルネスでは、「雑念が浮かんでもOK。今、雑念が浮かんでいる、ありのままの状況を受け入れる」みたいな感じなんだけど、それって私的には日常と同じというか…

することモードとあることモード

今回のワークショップは、慶應大学ストレス研究センターの佐渡先生という先生が教えてくれました。
その先生の説明が、個人的にはストンと腑に落ちたので、頑張って要約します。

まず、私たちの脳みそは、2つのモードがあるそう。
それが、することモードとあることモード。

することモード doing mode

キーワード:思考
ゴールがあり、今から→ゴールへ向かうためのモード。
脳みその辺縁系の活動量がアップし、その代わり前頭前皮質の活動量ダウン。
スピード重視なので、処理速度が速いけど、情報量は取捨選択するので少なくなる。
普段の私たちはすることモードでいることがほとんど。

あることモード being mode

キーワード:感覚
どこに向かうでもなく、「今」に集中するモード。
辺縁系の活動量はダウンし、代わりに前頭前皮質の活動量がアップ。
処理速度は遅いけど、情報量が増える。
マインドフルネスは、こちらのあることモード。

マインドフルネスを体感してみた

することモードとあることモードについて、納得したところで、実際に体感してみましょうのコーナーに突入。
おもむろにレーズンが配られる…

このワークショップでは、マインドフルネス呼吸をするのではなく、マインドフルにレーズンを食べることでマインドフルネスを体感するというものでした。

レーズン…

まじで無理だし、先生も「嫌いな人は無理してやらなくていい」と言ってくださってるし、誰も怒る人はいない。
けど、マインドフルネス体感してみたい…
よく考えて、これはレーズンだよ、学会会場で嘔吐したらシャレにならない…

迷いに迷った結果、好奇心が勝利しました。
公共の場で、レーズンを食べる決意をしました。

先生の低い声で、ゆっくりと、誘導されるがままにレーズンを食べます。

  1. まずは、じ~~~~~っくりレーズンを観察する
    (りつよ感想)
    光にあてると意外と透き通ってる。もともとがブドウだったことに納得できる。
  2. じっくり観察しながら、指でつぶしたりしながら感触を感じる
    (りつよ感想)
    中に空洞がある。もともと種があったものが乾燥してできたことに納得できる。
    指がベタベタして嫌な感じがする。
    子供のとき、「都こんぶ」を食べたときに感じた感覚を思いだした。あれと同じ。
  3. においをかいでみる
    (りつよ感想)
    レーズンのにおい。味は嫌いだけど、においは別に嫌悪感はない。
  4. 口の中に入れて、舌で転がしてみる、唾液が出るのを感じてみる
    (りつよ感想)
    表面は、硬くて乾燥していて、味はそこまでしない。
    けれど、口に入れると、においがかなり強く感じる。
    嫌いだからか、普段よりも唾液が多い気がする。
  5. ゆっくり噛んでみる、味がにじみ出てくることや、食感を感じてみる
    (りつよ感想)
    レーズンの味がした。
    ねっちょりして、歯について、嫌な感じ。
    吐き気がない。レーズンの味がするけど、チョコみたいな味もする。
    なんだこれ。
  6. ゆっくり喉に送り込む
    (りつよ感想)
    チョコみたいな味は、なんだこれ???
  7. ごくんする
    (りつよ感想)
    のみこめた…!!?!

自分の感じている味は、全てじゃなかった

なんだこれ。です。
レーズンが食べられたんです。
特筆すべきところは、5.の味を感じるところです。
この感覚をみなさまにお伝えしたい。

この時、イコライザーを思い出したんです。


こういうやつ。

確実に、嫌いなレーズンの味はするんですよ。
するんですけど、それ以外の味(チョコみたいな…)もして、割合的に嫌いなレーズンの味の割合が小さくなるというか…

普段のりつよの受信イコライジングはこんな感じ。

認知している「嫌いな味」以外はほとんど感じないの。

けど、ワークショップのときのイコライジングはこんな感じ。

間違いなく、普段感じている嫌いな味を受け取っているんだけど、それ以外の味がグイグイ前に出ていて、嫌いな味の存在感が少し薄れる感じ。
そして、私が感じたものとして大きかったのが、「チョコっぽい味」だったの。
なんでチョコっぽい味なのかは分からないけど…チョコを彷彿させる味だった。

これって、さっきのあることモード・することモードの話でいうと、「情報量が増えた」から、今までは削っていた情報としての味を感じられたのかなと思いました。

マインドフルネス初体験は、ディズニーのアトラクションと一緒

とにかく、レーズンを吐かずに食べられたという新体験でした!
はじめてディズニーランドに行って、アトラクションに乗った時の気持ちと一緒です。
学会の次の日、上司にもこの体験を一生懸命伝えました。(伝わったかは謎)

嫌いな食べ物がある人、ぜひやってみてほしいです!
私も、辛いもの、セロリが嫌いなのですが…やってみたらどうなるんだろう…
やってみたらまた書きたいと思います。

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この記事を書いた人

北海道生まれ北海道育ちのいもっ子。
リヨニカ学習帳は、りつよが日本語を練習するためのブログです。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • おもしろかった〜〜!マインドフルネスの説明分かりやすかったし、図を用いてレーズンの味を表現してくれたからよく分かった!やっぱりつよちゃん図を作ったり、それで説明したりするの上手いね!あと題名も興味をそそるし、内容とあってていいと思った!👏👏👏

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